莉莉中国語サロンは東横線・都立大学駅にあります。
徒歩30秒という駅近で便利な立地ながら、都立大学駅自体は急行も停まらず、駅前もデパートや大きな商業施設があるわけなく、閑静な住宅街です。
どうしてここに教室をつくったか??なぜ渋谷やそのほかのターミナル駅ではなく、なぜ都立大?
理由は簡単、設立当時(2006年)私が都立大学駅・八雲に住んでいたからです(笑)1年の中国留学から帰国し、中国ビジネスで毎日のように中国語を使う生活をしばらくしていましたが、出産・育児で仕事を離れました。
はじめての育児で目の回るような、生活をしていましたが、ふと”このままでは中国語を忘れてしまう・・・”と思いました。
危機感を感じ教室を探したのですが、当時東京には上級者向けの人が満足できるレッスンがあまりありませんでした。
会話や文法だけのクラスは一通り習っているからつまらないし、かといって通訳や翻訳のクラスは難しすぎて、宿題も多く気楽にはできない・・・。
(通訳や翻訳のクラスも実際東京で通ったこともありました。実際の会話にはあまり役に立たないし、かといって本格的に通訳になりたい、と思ったら物足りない中途半端なレベルだったと思います。最初のレッスンで言われたことを今でも覚えていますが、”実際に語学で飯を食うことは相当難しい。みんなはそれを目指してないよね?”と。実際はクラスメートの中には目指している方もいましたが、最初からムリと言われた気がした、と言っていました。)
じゃあ、自分で教室を作ろう!と思い立ったわけですが、私のレッスンに対する要求はかなり高いものでした。自分の学びたい分野、知りたい分野、興味のあることを題材にして、それに沿ったテキストを選べること。まるで自分のレッスンをオーダーメイドで仕立ててもらっているようなレッスン、これが理想でした。
これまで私が使ってきたテキストの中には題材が古いものがあったりしたので、新しい語彙や中国の情勢を肌で感じられるような題材を常に提供すること。講師は中国語を教えるテクニックだけでなく、教養があって、好奇心旺盛で、日本と中国の文化の違いに精通し、常に刺激のあるレッスンができること。
中国に対する興味を常に引っ張って伸ばしてくれて、”自然に、楽しみながら、あっという間に”身につく・・・。テキストに沿ってただ勉強するなら、お金を払って教室に来なくてもうちでも出来る。うちで出来ない、知的好奇心くすぐるレッスンを提供したかったのです。
一番苦労したのは、先生選び。オーダーメイドのようなレッスンをするためには相当の経験と臨機応変に組み立てる頭の回転が必要です。やってくれる人は誰にでも任せるというところも多いと聞きますが、私はあくまで”生徒目線”だったので、決して妥協はしたくありませんでした。私は自分も勉強を続けたかったので、自分が生徒だったらこの人に教えてもらいたい、という先生を探す必要があったのです。
私も時間が貴重だったので、やっと捻出した時間をあまりレベルの高くない先生のレッスンで消費したくなかったのです。こういう点で先生を選んだことが結果として、他の生徒さんにとっても大変プラスであったと今そう思っています。
先生をやりたいという中国の方は多いです。募集をすると経験のある方、ない方含めてあっという間に履歴書がたくさん集まります。ただ、その中で”この人に中国語をおしえてもらいたい!””この人と仕事をしたい!”という方は残念ながら大海捞针(da4 hai3 lao1 zhen1:海で針を拾うほど難しいこと、不可能なこと。)
といっても過言ではないほど 困難を極めました。ただ、私は本当にラッキーなんです
運よく素晴らしい方と巡り合えたり、お友達に本当に最適な方をご紹介いただいたり。人数は決して多くはありませんが、これまでに本当に素晴らしい先生との出会いがあり、今日に至っております。
生徒さんに”莉莉の先生は本当に熱心で素晴らしい方ばかりだけど、どうやってそういう方を集められたのですが”とよく聞かれます。私も本当にそう思います。人の縁とは本当に不思議なものです。
莉莉の先生が素晴らしいとおっしゃってくださるのに、もうひとつ理由があるとすればそれは生徒さんたちが素晴らしい方ばかりだからなのではないか、と思います。先生方はみんなこういいます。
”莉莉の生徒さんは、みなさん素敵な方で、お仕事やご家庭やボランティアや色々なことに責任をお持ちの立場の方ばかり。お忙しいのに中国語にも熱心で、お優しくて、こっちが逆に教わることが多くて・・・・”と。人って、相手が一生懸命で頑張っている人だと、こっちも応援したくなったり、この人のためにもっと良くしてあげよう、と思ったりするものです。
私がいうのも大変おこがましいのですが、生徒さんと先生の間にこの信頼関係があり、お互いにそのレベルを高めあっているそんないい関係がここにあるのだろうと、思っています。
最初の質問に戻って、どうして都立大学なのか・・・。渋谷などの様々な人が行き交うターミナル駅でなく、この周りに住んでいる方がアットホームな雰囲気の中、確固とした信頼関係を基に落ち着いてそれぞれのレベルを高めている。
中国や台湾で起こっている最新の情報に常に触れていられる基地を、自宅近くに作りたいと思った私の願いは、この周りの方々の温かさに支えられて実を結んでから満10年に(2017年現在)なります。
こんな自画自賛なブログを最後まで読んで下さってありがとうございましたしかし、先生のレベルの高さはウソではありませんので、体験レッスンをぜひどうぞ。
無料です。