語学の勉強でテキストは大事です。
他のお教室では、オリジナルテキストがあるところ、テキストを使わないところ、いろいろあります。莉莉中国語サロンでは、オリジナルテキストや決まったテキストは一切ありません。
それは、学ぶ方それぞれの目的が違い、また属性(社会人の方か学生か、また女性か男性かなど。)が異なれば、話したい内容も異なりますし、みんなまとめて入門はこれ、初級はこれ、中級はこれ!とするのは、非効率だと考えているためです。
たとえば、旅行に行ったときに使える会話を勉強されたいと思っていらっしゃる方に、”留学生のキャンパスライフ”が書かれている内容のテキストを使って”好きな科目は何ですか?”という具合な会話の練習をするのは、目的から外れていて興味が湧くでしょうか??
やはり、”タクシーの乗り方”や”買い物の仕方”、”レストランでの注文方法”を勉強したいと思うでしょう。
中国で出版されたテキストが一番よい!と思っていらっしゃる方もいるかもしれません。たしかに、北京語言大学や北京大学で出版されているテキストは内容はよいものが多いです。私も半年後や一年後に中国へ留学したい、という目的の生徒様にはこれらのテキストを使うと思います。
ただ、どうしても内容が古いものが多く、会話の内容も留学生向けです。決して社会人向けではありません。また文法などまとまって解説をするものではないので、限られた時間で効率的に勉強したい方には向かない場合もあります。
最近は中級~上級向けのテキストも充実してきたので、(昔は初級用ばかりであまりよいものがありませんでしたが)よいものに常にアンテナをはって選ぶようにしています。これらのテキストは市販のものですが、ふつうの本屋さんでは売っていませんので、お気を付けください。
オリジナルテキストを一度作ってしまうと、どうしても、それを使いたくなるでしょう。多少内容が合わない方でもレベルが合わない方に対しても。また、中国はものすごい勢いで変わっているので、内容を常に新しくしなくてはなりません。
それぞれの方にオリジナルテキストを作るの理想ですが、それはコスト面、労力的に大変なので、できるだけそれに理想に近い形はなにか?ということで、今の形になりました。
最初に生徒さんのニーズをヒアリングして、テキストも相談しながら選んでいます。
市販のテキストだけでなく、雑誌、新聞、インターネット、テレビ、DVD様々なものから、生徒さんの学びたいものを組み合わせてレッスンをつくります。
実はこういうレッスンは先生も大変です。経験豊富で研究熱心な先生のおかげで、私が理想だと思っているレッスンができています。
あるテキストを進めていて、途中中国語検定やHSKを受けたいので、対策レッスンをやりたいなど朝飯前です。
体験レッスンのご予約を頂く際は、学びたい動機、レッスンに対する要望、興味のあることなどを教えてください。より興味を引くレッスンができると思います。